康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1240 ページ)
【酉集下】【車部】軝;康煕筆画:11;頁碼:1240 頁上段 23 行。『広韻』巨支切、『集韻』『韻会』翹移切、『正韻』渠宜切、音は奇。『説文』に「長轂の軝」とあり。『詩・小雅』に「約軝錯衡」と見え、注に「約は束ねるなり。皮をもって車の轂を纏め束ねて、これを朱す。錯は文なり」とある。『詩詁』に「軝とは轂の旁に出ずる者なり」という。按ずるに、『考工記』に「その轂の長さを三分し、二を外に一を内にして、以てその輻を置く」とあり。是れ轂の外なる者は長く、内なる者は短きなり。軝は轂の名にあらず、乃ち轂の外にて長く旁に出ずる者をいう。凡そ輪中に在る者は通じて轂と名づけ、轂の旁に出ずる者を軝という。