康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1270 ページ)
【酉集下】【邑部】邸;康煕筆画:12;頁碼:1270 頁 06 行
【唐韻】都礼切。【集韻】【韻会】【正韻】典礼切。音は底。
【説文】属国の舎なり。【徐曰】諸侯来朝して宿る舎を邸と曰う。根柢ありて、根本の在る所なり。【前漢・文帝紀】「邸に至りて之を議す」。【注】郡国が朝宿する舎にして京師に在る者は率ねて邸と名づく。邸は至るなり、帰至する所を言う。今人は因って逆旅を皆邸舎と謂う。
又凡そ物の底を皆邸と曰う。【爾雅・釈器】「邸を柢と謂う」。【注】根柢は皆物の邸なり。邸即ち底にして、通語なり。
又圭の本も亦た邸と曰う。【周礼・春官・典瑞】「四圭に邸有り、以て天を祀り、上帝に旅す」。【注】圭の本は璧に着き、圭の末は四方に迸出するなり。
又屏風なり。【周礼・天官・掌次】「王、大いに上帝に旅すれば、則ち氈案を張り、皇邸を設く」。【注】氈案を張るとは、氈を以て床とし、幄中に皇邸を設くるを謂う。板を以て屏風とし、羽を染めて鳳凰の羽色に象りて之を作る。王の座の置く所なり。
又【正韻】至るなり。抵に通ず。【史記・河渠書】「西に瓠口に邸す」。
又触るなり。【宋玉・風賦】「萼葉に邸して気を振う」。【注】邸は抵と同じ。
又姓なり。【集韻】漢の上郡太守に邸柱有り。
又【韻会】【正韻】知切。音は池。【周礼・冬官・考工記】「糸三邸」。
【広韻】俗に作る。亦た作る。