康熙字典解説
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【亥集上】【馬字部】騎;康煕筆画:18;頁 1440
【唐韻】【集韻】【韻会】渠羈切【正韻】渠宜切、音奇に同じ。
【説文】馬に跨る。
【名】騎は支えるの義、両股を開いて支えるを謂う。
又【広韻】【集韻】【韻会】【正韻】奇寄切、音芰に同じ。義同じ。
又【増韻】騎兵を騎と曰う。
【礼・曲礼】前有车騎。
【疏】古人は騎せず、故に経典に騎の文無し。今騎と云うは、周代の末の礼なり。
【能改斎漫録】左伝昭公二十五年に、左師展が昭公を乗せて帰らんと欲すと載す。劉炫は以為く、独り昭公と騎して帰らんと欲するなり、是れ騎の始まれなり。
【正字通】古は牛馬を用いて車を駕し、馬は車を引くに用いられ、独り騎することを言わず。戦国に至りて始めて単騎有り、蘇秦の言う「車千乗、騎万匹」は即ち此を指す。
又、票騎は官名なり。
【前漢・武帝紀】霍去病を票騎将軍に拜す。
【註】位は三司に属し、品秩は大将軍に同じ。
又、旄頭騎。
【漢官儀】旧儀、羽林より選んで旄頭とし、髪を披きて先鋒と為す。或る説に云う、旄頭騎は秦に始まる。
又、飛騎。
【正字通】唐の貞観中、膂力強く勇捷にして射を善くする者を選び、飛騎と名づく。五色の袍を着け、六閑の馬に乗り、帝の遊幸する毎に扈従す。
又、姓なり。
【戦国策】燕の将騎劫。
考証:【逸雅】騎は支えるの義。謹んで原書に拠り「逸雅」を「名」に改む。
【礼・曲礼】前有车騎。
【註】古人は騎せず。謹んで原書に拠り「註」を「疏」に改む。