康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 87 ページ)
【子集上】【二字部】亟;康煕字典画数:8;ページ:第 87 頁第 14 行
【唐韻】紀力切に注し、【集韻】【韻会】訖力切に注す。音「棘」に同じ。敏速なるの義。
【説文解字】字形は「人・口・又・二」より成ると解す。「二」は天地を表す。
【徐鍇註】天時に順い、地利に藉り、口をもって謀り、手をもって行う。時を失うべからず。ここに迅疾の意を含む。
【詩経・大雅】に「経始勿亟」の句あり。
【左伝・襄公二十四年】に「公孫之亟也」と記す。
【註】急躁と解し、鄭の公孫宛射犬の性急躁なるを指す。
また【広韻】【集韻】去吏切、音「唭」に同じ。頻数・屡々の義。
【孟子】に「亟問亟饋鼎肉」の句あり。
また「仲尼亟称于水」と載す。
また詐欺の義あり。【揚子・方言】に東斉海岱の間、詐欺を「亟」と称すと記す。
また「棘」に通ず。【詩経・大雅】に「匪棘其欲」の句あり。
また「革」に通ず。【礼記・檀弓】に「夫人之病革矣」の句あり。
また「極」に通ず。【荀子・賦論】に「反覆甚極」の句あり。
【註】「極」と「亟」は義同じと解す。