康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 990 ページ)
【未集下】【肉部】腹;康煕筆画:15;頁碼:990 頁 02 行。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に方六切、音は福。『説文』に「本は腹と作り、厚し」とあり、一説には身中をいう。『爾雅・釈詁』に「腹、厚し」。『詩・小雅』に「出入して我を抱く」、伝に「厚し」、箋に「腹は懐抱なり」。『礼記・月令』に「孟冬の月、水沢腹堅し」、注に「腹、厚し」。また『増韻』に「肚なり」。『釈名』に「腹は復なり、富なり。腸胃の属にして、自ら裹みて外に復す。その中に品多きこと、富める者に似たり」。『易・説卦』に「坤は腹為る」、疏に「坤は包蔵含容する能く、故に腹為る」。また凡そ借りて物に喩る。『詩・周南』に「赳赳たる武夫、公侯の腹心」、『河図』に蜀の謡を引きて「汶阜の山、江その腹より出ず」。また遺腹。『前漢書・昭帝紀』に「泗水戴王に遺腹の子暖あり」。また腹疾。『左伝・宣公十六年』に「叔展曰く、河魚の腹疾奈何せん」。また衣の名。『釈名』に「抱腹、上下帯ありて、その腹を抱裹み、上に襠なきもの」。また姓。『戦国策』に「腹撃、室を為して鉅なり」、注に「趙の臣」。また人名。『史記・燕世家』に「燕王、相の栗腹に命じて趙と歓を約す」。また『韻補』に叶音して必とす。『易林』に「陰寒主として疾し、水その室を離る。民食に飢え、心腹を病まず」。