康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1210 ページ)
【酉集中】【貝部】賦;康煕筆画 15、頁 1210。【唐韻】【集韻】【韻会】方遇切、音は付。徴収し取り立てることをいう。【説文】徴収す。【爾雅・釈言】賦は量るなり。【註】賦税とは、徴収を評量するためのものなり。【揚子・方言】賦は擾ぐ(みだす)。【註】賦斂とは、百姓を擾ぐためのものなり。【書・禹貢】その地の田賦は第一等にして、第二等を雑える。【伝】賦とは、土地の産出するところにして、以て天子に供給するものをいう。【周礼・天官・大宰】八法をもって王畿内の采邑を治む、其の五は賦税と貢品にして、以て其の財用を制す。【註】賦は人口に応じて銭を徴収す。【前漢・刑法志】王畿千里の内には税あり賦あり、税は以て食糧の需を満たし、賦は以て軍事の需を満たす。【註】賦とは、賦税を徴収して財物を聚斂することをいう。又【韻会】稟受し、与うるをいう。【礼記・中庸】天の所賦なるを性という。【註】性とは、人の天に稟受するところなり。【朱伝】気凝聚して形体を成し、而して理も同時に其の中に賦せらる。又頒布す。【詩・大雅】明らかなる政令をして之を頒布せしむ。【伝】賦は頒布なり。【箋】群臣をして施行頒布せしむるなり。又鋪陳す。【詩・周南・関雎序】詩に六体あり、其二を賦と曰う。【疏】賦の意味は鋪陳にして、直ちに当今の政教の善悪を鋪陳するなり。【班固・両都賦序】賦は古詩の流変なり。又貢士を賦と曰う。【前漢・鼂錯伝】ここに我れ鼂錯をして数に充て選に応ぜしむ。【註】如淳曰く、数を凑むるがごときなり。臣瓚曰く、賦税を徴収して人員を調派するがごときなり。