基本情報
発音
SHI,TOMARU ASHI TOMERU
五行
火
吉凶
无
命名の意味
康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 573 ページ)
【辰集下】【止部】止;康煕筆画:4;ページ番号:573 頁 24 行
【唐韻】【集韻】【韻会】諸市切、音は「芷」に同じ。
【説文解字】木の下の基と釈す。草木が根を生ずるさまに象り、故に「止」をもって足を示す。
【徐鍇説】草木の初めに生ずる根幹を指す。
また【広韻】停まること、足の義あり。
【易経・艮卦】艮はすなわち止なり。止むべきときは止み、動くべきときは動く。
【老子・道徳経】足るを知るは辱しめられず、止むを知れば危うきことなし。
また静止の義あり。
【礼記・玉藻】口の容止を静ならしむべしとす。
【注】妄りに動かざるを指す。
【荘子・徳充符】人は流水に自ら照らさず、止水に照る。惟だ静なるのみ能く衆物を静ならしむ。
また停止・停息の義あり。
【論語】止むべきときに至れば吾れ止む。
【史記・酷吏列伝】盗寇衰えずして止まず。
また居住の義あり。
【詩経・大雅】ここに安居し、ここに居す。
また【商頌】邦畿千里、維れ民の止む所なり。
また心に安んずるを止と指す。
【尚書・益稷】汝の志す所を安んぜよ。
【孔安国伝】好悪の所在を先に安んずべしと説く。
『正義』に云う:止とは心の安んずる所を指す。
『大学』に云う:君たる者は仁に安んじ、臣たる者は敬に安ず。好悪の所在とは、此类を指すなり。
また朱熹云う:止とは必ずその境に至りて遷らざるを謂う。
また留置の義あり。
【論語】子路を留めて宿らしむ。
【孟子】止むべければすなわち止む。
また軍行して駐屯するを止と称し、暫く停留するを次と称す。
また凡そ戦いて捕虜となるを止と称す。
【左伝・隠公十一年】魯の隠公、鄭人と狐壌に戦い、止められたり。
【杜預注】本国のために俘囚を諱り、故に止と曰う。
また【僖公十五年】(晋)秦伯を拦えて将に之を留めんとす。
また儀容挙止を指す。
【詩経・鄘風】人もし容止あらざれば。
【鄭玄箋】止は容止を指す。容止なきは礼なきなり。
【孝経・聖治章】容止観るべきものあり。
また行為挙動を指す。
【南斉書・張欣泰伝】張欣泰鹿皮の冠を着け僧衣を服す。斉の世祖曰く:将門の子いかに敢えて此くの如き挙動を為さんや。
また俗称して徳行操守を行止と謂う。
【外史檮杌】鄭奕、子に『文選』を教う。其の兄曰く:沈約・謝朓の風月を吟ずるを学ぶなかれ、人の品行を汚さん。
また楽器の部件を指す。
【爾雅・釈楽】柷を撃つ所のものを止と謂う。
【注】止とは其の桴の名なり。
【尚書・益稷】柷と敔とを合せて(演奏す)。
【鄭玄注】柷は漆桶のごとき形にして中に椎あり、之に合せて演奏するは、椎を其中に投じて撞くなり。
また鳥の棲むをも止と称す。
【詩経・小雅】飛びたり、止まったり。
また「三止」とは三種の礼を指す。
【班固・幽通賦】嬴姓(秦)は伯益より威を取り、姜姓(斉)の本は三止に在り。
【注】斉の先祖伯夷、三種の礼を掌りたるを指す。
また語助詞として用いる。
【詩経・周頌】百室盈止、婦子寧止。
また「首止」は衛の地名にして、陳留郡襄邑に在り。
【春秋・僖公五年】斉侯、首止において周王の太子に会う。
また「趾」に通じ、足を指す。
【儀礼・士昏礼】皆枕あり、足北に向く。
【鄭玄注】止はすなわち足なり。古文に止を趾と作る。
【山海経】韓流は麕身にして脛は渠のごとく、足は豚蹄のごとし。
【郭璞注】止はすなわち足なり。
【前漢書・郊祀歌】白麟を獲たり、ああ、其の蹄五つあり。
【師古注】止はすなわち足なり。時に白麟の足、蹄五つありき。