康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 544 ページ)
【辰集中】【木部】榬;康煕筆画:14;頁碼:544 頁 09 行。『唐韻』雨元切、『集韻』『韻会』于元切、音は袁。『玉篇』に「糸を巻く籰なり」とあり、またはと作る。『揚子・方言』に「籰は榬なり、糸を巻く所以の器也。兖・豫・河・済の間これを榬と謂う」とある。また鐘磬を懸ける具を指す。『管子・霸形篇』に「鐘磬の榬を懸け、歌舞笙竽の楽を陳ぶ」と見える。また姓なり。『統譜』に「漢に榬温舒・榬終古あり」と記す。また『集韻』に于妫切、音は為。義同じ。按ずるに『韻会』に云う、「『増韻』は楥と作るも誤りなり。楥は履の楔なり」。『正字通』に云う、「俗に楥の字とす、尤も非なり」。