康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 220 ページ)
【丑集上】【囗部】圓;康煕筆画:13;頁碼:220 頁 09 行。【唐韻】王権切。【集韻】【韻会】【正韻】于権切、音は員。圜と同じ。方に対する対概念。【説文】圜は完備の意味。【韻会】古くは方円の円はすべて圜と書き、今はすべて円と書く。【易・繋辞】蓍の徳は円にして神、卦の徳は方にして智。【管子・心術篇】大円を成す者は必ず大道に体す。【韓非子・飾邪篇】左手に円を描き右手に方を描けば、両全することはできない。【郭璞・江賦】円淵九回、懸流騰奔。【注】峡江の水は深く急にして岸石を衝き、円の渦を成す。【元結・悪円論歌】寧ろ方として役人に甘んじ、円として公卿となるなかれ。寧ろ方として辱しめを受け、円として顕栄を得るなかれ。また夢円あり、夢を解して吉凶を推す。【秦再思紀異録】長安の興義寺に夢円堂あり、禅師智満は夢円霊験あらたかなれば、堂これにより名づく。また員と同じ。【孟子】規矩は方円の至りなり。【詩・商頌】肇域四海、河に囲まる。【説文長箋】員は円と作るべし、四周の景山みな大河に環るをいう。また卵と同じ。【山海経】丹山の南に鳳凰の卵あり。【緯略】円は古の卵の字なり。【正字通】経書の原文は丸と作り、『緯略』は音相近きがゆえに誤って円と作れる。また【集韻】王問切、音は運。義同じ。また葉韻は于分切、音は雲。【蔡洪・囲碁賦】曲直各有法度、方にして円ならず。算調遣して三百を一羣と為す。円(エン)は圓と同じ。