康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1529 ページ)
【亥集下】【鼠部】鼷;康煕筆画:23;頁碼:1529 頁上段 22 行。『唐韻』胡鶏切。『集韻』『韻会』『正韻』弦鶏切。音は奚。『説文』に「小鼠なり」とあり。『玉篇』に「螫毒あり。人及び鳥獣を食らうも、皆痛まず。今の甘口鼠なり」とある。『爾雅・釈獣』に「鼷鼠」と見え、注に「螫毒ある者」とす。『博物志』に「鼷鼠は最も小なる者にして、或いは耳鼠と謂う」とある。『春秋・成公七年』に「春、鼷鼠郊牛の角を食らう。牛を改めて卜すに、鼷鼠またその角を食らう」と記す。『本草注』に李巡曰く、「即ち鼱鼩にして、或いは甘鼠と謂う」。陳蔵器曰く、「鼷鼠極めて細く、卒然として見るべからず。人及び牛馬等の皮膚を食らいて瘡を成し、死に至るも覚えず」と。