康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 568 ページ)
【辰集下】【欠部】欷;康煕筆画:11;頁碼:568 頁 04 行。『唐韻』『集韻』『韻会』に「香衣切、音希」とある。『説文』に「歔なり」とあり、徐鍇の注に「歔欷とは、悲しみ泣いて気が咽びて抽息するなり」という。また一説に、歔欷は懼れる貌ともいう。屈原『離騒』に「曾た歔欷して余が郁邑す」とあり、『後漢書』馮衍伝に「忠臣故墟を過ぎて歔欷す」とある。通じて「唏」に作る。『史記』諸侯年表に「紂象箸を為れば箕子唏す」とあり、注に「即ち欷歔の欷なり」という。韓愈『区弘を送るの詩』に「独り子の節嘆くべきかな唏」とあり、注に「欷と同じ。哀しみて止まざるなり」とある。また『広韻』『集韻』『韻会』に「許既切、音饩」とあり、義同じ。一説に、泣きの余声ともいう。宋玉『風賦』に「清涼増欷」、張衡『南都賦』に「坐者凄欷」とあり、注に「欷、虚毅切」とある。また王僧虔『顔延之を祭るの文』に「此を以て哀に忍び、敬んで奠饋を陳ぶ。酌を申べて長懐を抱き、顧望して歔欷す」、杜甫『荒村の詩』に「隣人墙頭に満ち、感叹亦た歔欷す」とあり、皆去声に読む。