康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 432 ページ)
【卯集中】【手部】挾;康熙筆画:11;頁 432。『唐韻』『正韻』胡頰切、『集韻』『韻会』檄頰切、音協。『説文』俾持なり。『増韻』帯びるなり、掖(わきばさ)むなり。一に曰く輔けるなり。『詩・大雅』既に四鍭を挾む。『儀礼・郷射礼』兼ねて乗矢を挾む。〔註〕弦と矢を方に持つを挾と曰う。古文は接に作る。『斉語』その槍・刈・耨・鎛を挾みて、旦莫田野に從事す。〔註〕掖に在るを挾と曰う。また『爾雅・釈言』蔵すなり。『前漢・恵帝紀』挾書の律を除く。〔註〕秦の律、敢えて書を挾む者あれば族す。また『広韻』懐くなり、護るなり。『孟子』長を挾まず、貴を挾まず。〔朱註〕挾とは、兼ね有してこれに恃むの称なり。また会うなり。『晋語』兆に遇い、銜骨を挾みて、歯牙猾なり。また『揚子・方言』挾斯、敗なり。南楚の凡人貧しく、衣被醜弊なるか、あるいは器物弊なるを、これを挾斯と謂う。また『集韻』尸牒切、音蜨。これも持つなり。『左伝・宣公十二年』三軍の士、皆纊を挾むが如し。また『集韻』訖洽切、『正韻』古洽切、夾と同じ。これも持つなり。また『集韻』『韻会』子洽切、音啑。また『集韻』吉協切、音頰。また作荅切、音匝。義同じ。或いは抸に作る。また『集韻』『韻会』即協切。浹に通ず。『詩・大雅』四方を挾ましめず。〔伝〕挾は達なり。〔疏〕挾とは周匝の義なれば、故に達と為す。『周礼・天官・大宰』治象の法を象魏に県け、日を挾みて之を斂む。〔註〕甲より甲に至るを日を挾むと謂い、凡そ十日なり。『釈文』また浹に作る。『荀子・礼論篇』方皇周挾す。〔註〕挾は浹と読む。匝なり。また『正韻』即渉切、音接。義同じ。