康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 763 ページ)
【午集上】【田部】畬;康煕筆画:12;頁碼:763 頁 12 行
古代文献に曰く:【唐韻】は「以諸」の二字にて反切し、音は「余」に同じ。【説文解字】に「三年耕したる田」と釈す。【易経・無妄卦】に「耕さずして穫を望み、菑せずして畬を得んとす」とあり。【詩経・周頌】に「如何に新田と畬とを治めんや」と記す。【毛伝】に「第一年を菑(初め墾す荒地)といい、第二年を新田といい、第三年を畬という」と注す。【礼記・坊記】に易経の「不菑畬」を引きて、鄭玄の注に「第一年を菑といい、第二年を畬といい、第三年を新という」とあり。【詩詁】に釈して曰く、「第一年を菑とし、初めて草を除き土を翻す。第二年を畬とし、土地漸く柔らかくなる。第三年を新田とし、既に良田となるもなお新しきを指す。第四年は直ちに田と称す。もし第二年を新田とし、第三年を田とせば、則ち畬の名は何を指すや」と問う。【正字通】この説に従えば、然らば『詩経』の伝注・『爾雅』・『説文解字』の「三年を畬とす」という皆信ずるに足らず。まさに鄭玄の注に従うべし。
また【集韻】に「羊茹」の二字にて反切し、音は「豫」に同じ。田を整治するの義なり。時に「畭」とも書く。
また「詩車」の二字にて反切し、音は「奢」に同じ。刀耕火種の義なり。