康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1352 ページ)
【戌集中】【阜部】除;康煕筆画:15;頁碼:1352 頁 08 行
【唐韻】直魚切【集韻】【韻会】如切【正韻】長魚切、音は儲。【説文】殿の階。【班固・西都賦】玉除彤庭。
また【前漢・蘇武伝】輦を扶けて除を下る。【注】除は門と屏との間を謂う。
また【玉篇】去るなり。【書・泰誓】悪を除くには本を務む。【左伝・隠公元年】蔓草すらなお除くべからず。
また【昭公十七年】火災を振い除く。【周礼・春官】女巫、歳時の祓除・衅浴を掌る。
また【揚子・方言】病愈ゆる者を或いは除と謂う。
また算法に乗除あり。【前漢・律暦志】法これを除く。
また治むるなり。【易・萃卦】君子もって戎器を除き、不虞を戒む。【注】除とは治むるなり。【礼・曲礼】馳道を除かず。
また【周礼・地官・山虞】もし山林を祭らば、主となって修除す。【注】道路・場・壇を治むるなり。【左伝・昭公十三年】諸侯に命じて日中に除に造らしむ。【注】地を除きて壇と為す、盟会処なり。
また【玉篇】開くなり。【史記・呂后紀】宮を除くことを得んことを請う。【前漢・高五王伝】清宮を作す。
また官を拜するを除と曰う。【史記・平準書】武功爵を買える諸々、官首なる者は吏に試補せられ、先ず除さる。【注】先ず除すとは用うるなり。【前漢・田蚡伝】君吏を除くること尽く未だならず、吾も亦吏を除かんと欲す。【注】凡そ除と言うは、故官を除きて新官に就くなり。
また【正字通】隋の内官、服半除、唐は減じて半臂と為す。肩に袖有りて臂臑に至りて止まるを言い、今これを斉肩と呼ぶ。
また易うるなり。新旧の歳の交わりを歳除と謂う。俗に除夕と云う。【孟浩然詩】青陽歳除に逼る。
また除道、漢の県名。【前漢・地理志】北地郡除道県。
また【集韻】羊諸切、音は余。【詩・小雅】日月方除。【箋】四月を除と為す。【疏】爾雅に除を余と作す。李巡曰く、四月万物皆枝叶を生ず、故に余と曰う。余は舒なり。除と余は字雖異なれど、音実同じ。
また【集韻】【類篇】商居切、音は書。【集韻】或いは省みて余と作す。義同じ。
また【広韻】【集韻】遅倨切【韻会】遅据切【正韻】治据切、音は箸。【詩・唐風】蟋蟀堂に在り、歳その莫なり。今我楽しまざれば、日月その除かん。【伝】除は去るなり。
また【小雅】风雨攸除、鳥攸去、君子攸芋。
また【小雅】俾爾単厚、何福か除かれざる。俾爾多益、以て莫れ庶ならざらん。【伝】除は開くなり。
また叶して魚羈切、音は宜。【越采葛婦歌】絺素を号して将に之を献ぜん、越王悦んで罪の除かるるを忘る。