康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 395 ページ)
【卯集上】【心部】愚;康煕筆画:13;頁碼:395 頁 12 行。【唐韻】麌俱切、【集韻】【韻会】元俱切、【正韻】牛俱切。音は「虞」に同じ。義は、おろか・まぬけ・蒙昧・昏昧・愚蠢・鈍重・愚昧・滞塞・頑固・蔽塞・昏暗なり。また一説に、「愚」に「寄寓」の義あり。為すところなく、あたかも暫時寄宿がごときを指す。【荀子・修身篇】に曰く、「非を是とし、是を非とする、これを愚と謂う」。また【山海経】に天愚と記すあり。神の名にして、苦山の東、堵山に居す。また愚を姓とする者あり。また葉韻して魚侯切、音「吽」に同じ。【華竅自責文】に曰く、「聖恩雨のごとく降りて、我が罪を憐み赦したまう。草答を擬するを得せしめ、恩沢この愚鈍の者に及ぶ」。字形は「心」と「禺」より成る。「禺」は猿類に属し、獣の中で最も愚笨なるものなり。