康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 441 ページ)
【卯集中】【手部】揆;康煕筆画:13;頁碼:441 頁 04 行。【唐韻】求癸切。【集韻】【韻会】巨癸切。音は葵の上声。【説文】に「葵なり」とあり。【爾雅・釈言】に「度(はか)るなり」とあり。【易・繋辞】に「初めその辞に率(したが)いてその方を揆(はか)る」とあり。注に「その辞に循(したが)いてその義を度(はか)る」という。【詩・鄘風】に「日に揆(はか)る」とあり。【史記・律書】に「癸とは揆の謂いなり。万物揆度すべしと言うが故に癸と曰う」とあり。また「百揆」は官名なり。【書・舜典】に「百揆に納む」とあり。伝に「舜をこの官に納め、百事を揆度せしむるなり」という。【後漢書・百官志注】に「百揆は堯初めて別に置き、周に至りて冢宰と名を改む」とあり。また【正字通】に「渠惟切、音は葵」とあり。『字彙』は平声を闕(か)くも、非なり。按ずるに、『唐韻』『集韻』諸書において揆の字はただ紙韻に収むるのみで、支韻に入らず。『經典釈文』にもまた平声なし。旧に従うも可なり。本は〔某字〕と作る。