康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 279 ページ)
【寅集上】【子部】季;康熙筆画:8;ページ:279-03。古文。『唐韻』『集韻』『韻会』居悸切、音は記。『説文』年幼の称。『玉篇』幼小なり。『左伝・文公十八年』高辛氏に才徳ある子八人あり、伯・仲・叔・季の序に従って列す。また幼少の物を指して亦た季と曰う。『周礼・地官・山虞』凡そ車服及び耒耜を作るには稚木を伐る。〔疏〕車服及び耒耜に稚木を用うるは、其れ未だ柔くして勁ければなり。また細きもの、小なるものを季と曰う。『管子・乗馬篇』季絹三十三。又『儀礼・特牲饋食』季指に掛く。〔注〕季指とは小指なり。又『広韻』末の意味。凡そ四季の最後の月を季月と曰う。衰微の世を季世と曰う。『左伝・昭公三年』叔向晏子に問いて曰く、「斉はいかに」と。晏子曰く、「これ末世なり」。叔向曰く、「然り。我が晋の公室と雖も、亦た末世なり」。また姓。魯の大夫季友、漢の季布。『説文』子に従い、稚を省く。稚亦た声なり。考証:『左伝・文公十八年』「高莘氏に才子八人あり」。謹んで原文に照らし、高莘を高辛に改む。