康熙字典解説
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【戌集中】【隹部】隽;康煕筆画 13;頁碼 1364 頁 13 行目。『字彙補』に「雋」に同じとあり。鳥の肉が肥えて美味なるを指す。雋、『唐韻』『韻会』『正韻』に徂兗切、音吮と同じと注す。『説文』に「肥肉なり」とあり。字形は弓に従う。弓は鳥を射る用具なればなり。『前漢・蒯通伝』に、蒯通戦国の遊説の士の権変を論じ、自らその説に序して八十一篇とし、これを『雋永』と名づく。註に曰く、「雋は肥肉を指す。その説は肥肉のごとく甘美にして意味深長なるを謂う」と。また『説文』に「長沙に下雋県あり」とあり。『前漢・地理志』に「長沙国下雋県」と見える。註に「王莽の時、閇雋と改称す」とある。また『広韻』に姓なりとあり。漢に雋不疑あり。また『集韻』に子兗切、音臇と同じ。義は肥美なり。また捋遂切、音酔と同じ。本字は檇なり。詳しくは木部の「檇」の条を見よ。また「儁」に通ず。『前漢・礼楽志』に「英才俊傑を進用す」とあり。『人物志』に「張良は体痩せても気強く、衆智の中の俊傑なり」とある。雋の考証:『説文』に「長沙に雋県あり」とあるは、謹んで原文に照らして「長沙に下雋県あり」と改む。