康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1266 ページ)
【備考】【酉集】【辵部】還;康熙筆画:20;頁 1266【篇海類編】音は浮。また音は否。俗に還の字に作るも非なり。還【唐韻】戸関切【集韻】【韻会】【正韻】胡関切、音は環。【説文】復なり。【玉篇】反なり。【詩・小雅】爾還而入れば、我心易し。還而入らざれば、否難く知るべし。【註】反なり。また【正韻】退くなり、帰るなり。【儀礼・郷飲酒礼】主人答拜して還り、賓辱を拝す。【註】還は猶退のごときなり。【前漢・高帝紀】豊に還りて守る。また【灌嬰伝】三秦に還りて定む。また顧みるなり。【左伝・昭公二十年】還忌する所なし。【註】還は猶顧みるがごときなり。また償うなり。【老子・道徳経】道を以て人主を佐くる者は、兵を以て天下に強いることなく、その事還ることを好む。また大還・小還は日至の名なり。【淮南子・天文訓】日鳥次に至る、これを小還と謂う。女紀に至る、これを大還と謂う。また環と同じ。【前漢・食貨志】廬に還りて桑を樹つ。また【広韻】似宣切【集韻】【韻会】旬宣切、音は旋。旋と同じ。【礼記・礼運】五行・四時・十二月、還って相い本と為す。【註】迭って相い終りて還って相い始まる、環のごとく端なきがごとし。また【正韻】転ずるなり。【礼記・玉藻】周還は規に中り、折還は矩に中る。【註】周旋は円転し、折旋は方転するなり。また便捷の貌。【詩・斉風】子の還たるかな。また速きなり、即ちなり。【前漢・董仲舒伝】此れ皆還至して立効を為すべからしむべき者なり。また【集韻】【韻会】【正韻】胡慣切、音は患。繞るなり、囲むなり。【儀礼・既夕】祖車を還りて位を易えず。【司馬相如・子虚賦】後宮に旋還す。