康熙字典解説
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【酉集下】【邑部】邳;康煕筆画:12;頁碼:1269 頁第 30
『広韻』悲切、『集韻』『韻会』貧悲切、『正韻』蒲麋切、音は岯。地名なり。
『説文』奚仲の後、湯の左相仲虺の封国にして、魯の薛県に在り。
また下邳は県名なり。『史記・高祖本紀』に「彭越睢水を渡り、下邳にて戦う」とある。
また上邳は地名なり。『前漢書・王子侯表』に「上邳侯郢客」とあり。注に「高祖楚元王の子を封ず」という。
また大邳は山名なり。伾・岯に通ず。『尚書・禹貢』に「大伾に至る」とあり。『史記・河渠書』には邳と作り、一作に岯と作る。
また姓なり。晋に丕鄭あり。『史記・晋世家』には邳鄭と作る。
考証:『前漢書・諸侯王表』に「上邳侯郢客」とある。謹んで原書の諸侯王表に従い、王子侯表と改む。