康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 325 ページ)
【寅集中】【工部】巩;康熙画数:15;頁碼:325 頁 16 行。【広韻】「鞏」に同じ。【唐韻】【正韻】居竦切、【集韻】【韻会】古勇切、音は拱。【説文】皮革を用いて縛ることをいう。【易・革卦】黄牛の革を用いて堅く縛る。また【爾雅・釈詁】に「巩、固なり」とあり、堅固の意味。また「硈、すなわち堅し」。【注】堅固なるさま。【詩・大雅】高く遠き蒼天、これをして安からしめざるなし。また【揚子・方言】に「巩、火をもって乾かす」とあり、汁あるものを乾かすを煎といい、東斉ではこれを巩という。また国名。【左伝・昭公十五年】闕巩の国に出づる甲は、武王が殷を克つに用いしものなり。【注】闕巩の国に出づる甲。また【広韻】に県名とあり。【左伝・昭公二十五年】尹文公、巩県にて洛水を渡る。【注】巩県にて洛水を渡る。また羌の部族名。【前漢書・趙充国伝】煎巩・黄羝等の類。【後漢書・順帝紀】巩唐の羌を討つ。また州名。【韻会】唐の渭州、宋に至りて巩州と改む。また姓。【左伝・成公二年】晋侯、巩朔を遣わして周王に斉を克ちたる捷を献ず。