康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 369 ページ)
【寅集下】【彳部】復;康煕筆画:12;頁碼:369 頁 22 行
古文【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】房六切、音伏。
【説文】往き来たるなり。
【広韻】返るなり。
【書・舜典】五器のごとく卒えて乃ち復す。
【伝】復は還るなり。
【詩・小雅】帰りて復することを思ふ。
また【韻会】答ふるなり。
【書・説命】説王に復す。
また【韻会】白すなり。
【礼記・曲礼】復すること願ふあり。
また【韻会】命を反すなり。
【周礼・天官】諸臣の復す。
【註】復は報ずるなり、反するなり。
【疏】謂ふ所は群臣王命を受けて、使臣之を行ひ訖り、反って王に報ずるなり。
また魂を招くを復と曰ふ。
【礼記・檀弓】復は愛の道を尽くすなり。
【註】復は魂を招くを謂ひ、庶幾其の精気の反ることを期す。
また興復す。
【諸葛亮・出師表】漢室を興復し、旧都に還る。
また姓なり。
【正字通】元に復見心あり。
また州名なり。
【隋書・地理志】後周復州を置き、大業初めに改めて沔州と曰ふ。
また復陶、官名なり。
【左伝・襄公三十年】君のために復陶たらしむ。
【註】復陶は衣服の官なり。
また衣の名なり。
【左伝・昭公十二年】王皮冠秦の復陶を着く。
【註】秦の遺せる羽衣なり。
また【集韻】【韻会】【正韻】方六切、音福。
【集韻】重なり。
【正韻】反覆なり。
【易・復卦】其道を反覆す。
【詩・小雅】我を顧み我を復す。
【註】謂ふ所は回転反覆するなり。
また【正韻】復は除くなり。
【前漢書・高帝紀】七大夫以下、皆其の身及び戸を復して事に勿れ。
【註】其の身を復し、及び一戸の内、皆徭役せざるなり。
また複に通ず。
【史記・秦始皇本紀】復道を作り、阿房より渭を渡し咸陽に属す。
【前漢書・高帝紀】上復道より従ひ、諸将往往耦語するを望見す。
【註】上下に道有る故に、之を復と謂ふ。
また覆に通ず。
【詩・大雅】陶復陶穴。
【音義】復は土を地上に累ねるなり。
【説文】覆に作る。
また【集韻】【韻会】【正韻】浮富切、浮去声。
【集韻】またなり。
【増韻】再びなり。
【詩・大雅・大明序】文王明德有り、故に天復て武王に命ず。
また房月切に叶ひ、音伐。
【韓愈・揚之罘を招く詩】礼独学を陋と称し、易不远復を貴ぶ。詩を作って之罘を招き、日夕饑渇を抱く。渇は巨列切。
また。