康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 580 ページ)
【辰集下】【歹部】殆;康煕筆画:9;頁碼:580 頁 04 行。【唐韻】徒亥切。【集韻】【韻会】【正韻】蕩亥切。音は「駘」の上声と同じ。【説文】危うきなり。【礼記・祭義】先父母の遺体をもって危うき事を行ずるを敢えてせず。また、近づくの義。【詩経・小雅】小人に近づくな。【箋】小人に近づくべからずと言う。また、始めの義。【詩経・豳風】始めて公子と共に帰る。【毛伝】殆は始めなり。また、まさに~せんとす、ほとんど~なるの義。【易経・繋辞】顔氏の子、ほぼ聖賢の域に至りたるか。【礼記・檀弓】おそらく伐るべからず。また【賈誼・新書】志操精誠果敢なるを「誠」といい、「誠」に反するを「殆」という。また「怠」に通ず。【左伝・昭公五年】我が国を疲弊懈怠せしむ。また葉養里切、音「以」に同じ。【楚辞・天問】女岐裳を縫い、二人同館に住す。何ゆえに突然その首を落とし、かく危難亲历するや。考証:【礼記・祭儀】「先父母の体をもって殆を行うを敢えてせず」。謹んで原書に従い「祭儀」を「祭義」に改む。