康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 918 ページ)
【未集中】【糸部】紙;康煕筆画:10;918 ページ。【広韻】【正韻】諸氏切、【集韻】【韻会】掌氏切、音は只。【説文】に「絮一苫なり」とある。【韻会】に「古人は帛の上に字を書き、その辺幅を裁ちて絮の一苫のごとくした」とある。【釈名】に「紙は砥なり、平滑なること磨刀石のごとし」とある。【東観漢記】に「黄門の蔡倫、樹皮・破布・魚網を用いて紙を造ることを発明す」とある。【初学記】に「古は縑帛を用い、文字の長短に従い需要に応じて裁剪して幡紙と称した。ゆえにこの字は糸に従う。後漢に至り、蔡倫旧布を砕きて抄造し紙と為す。またこの字は巾に従う」とある。【張揖・古今字詁】の巾部に「紙は今帋と書く」とあり、すなわちこの字が巾に従う意であるという。また姓なり。【魏書・官氏志】に「渴侯氏、後に紙氏と改む」とある。