康熙字典解説
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【酉集上】【言部】誅;康熙筆画 13;頁 1160。『唐韻』陟輸切。『集韻』『韻会』追輸切、音株。『説文』討ずるなり。『広雅』殺すなり。『書・胤征』先王の誅を干く。『礼・月令』暴慢を詰めて誅す。〔注〕誅とは其の人を戮するなり。『前漢・法志』暴悖を征し誅するは、治の威なり。『荘子・庚桑楚』不善を顕明之中に為せば、人得て之を誅すべし;不善を幽暗之中に為せば、鬼得て之を誅すべし。又『釈名』罪余人に及ぶを誅と曰う。誅は株なり。株木の根のごとく、枝葉尽く落つるが如し。『周礼・秋官・司烜氏』軍旅火禁を修め、邦もし屋誅あらば、則ち明竁を為さん。〔注〕鄭司農云く、屋誅は三族を夷すと謂う。又『易・雑卦』明夷は誅なり。〔注〕誅は傷るなり。又『晋語』小国敖り、大国之を襲うを、誅と曰う。又『玉篇』罰するなり。『礼・曲礼』足を以て路馬の芻を蹙むるに誅あり、路馬の歯を見るに誅あり。〔注〕誅は罰するなり。又『類篇』責むるなり。『左伝・襄三十一年』誅求時なし。〔注〕誅は責むるなり。『周礼・天官・大宰』誅を以て其の過を御す。〔疏〕人に過失あり、故に之を為す者に非ざれば、則ち言語を以て責譲す。又翦除するなり。『晋語』故に恵を以て怨を誅す。〔注〕誅は除くなり。『楚辞・卜居』寧ろ草茅を誅鋤して、力を耕に致さんか。『杜甫・岳麓山道林二寺詩』此の煙霞に傍りて茅誆くべし。『正字通』茅を翦じて屋を為す。誅の字を借り用う。又之由切に叶い、音周。『華核・自責文』勅に違うる敢えず、罪誅の速まるを懼れ、詔命を冒して承け、魂逝り形留まる。又株遇切に叶い、株去声。『蔡邕・釈誨』下は熏胥の辜を得、高きは滅家の誅を受け、前車既に覆り、軌を襲って騖す。考証:『周礼・秋官・司烜氏』〔注〕鄭司農云く、屋誅は三族を夷すと為す。謹んで原文に照らし、「為」を「謂」に改む。