康熙字典解説
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【酉集下】【邑部】邾;康煕筆画:13;頁碼:1270 頁第 14。『唐韻』陟輸切、『集韻』『韻会』追輸切、音は朱。『玉篇』に「魯の附庸国にして、顓頊の後裔に封ぜられしもの」とある。『春秋・隠公元年』に「公、邾儀父と蔑に盟す」と見え、注に「邾は今の魯国鄒県なり」とある。『六書故』に「邾と鄒は声同じくして実に一地なり。春秋の時、邾は夷を用い、故に邾を邾婁と謂う。邾婁の音を合して鄒と為す。故に邾は名を改めて鄒と為す」とある。『輿地広記』に「淄州鄒平県は古の鄒国なり。兗州鄒県は邾文公の遷せし所にして、邑に孟軻の塚あり。楚これ滅ぼして江夏に移す。故に江夏にも邾城あり。今は黄州黄岡県と為る」とある。また『集韻』に鐘輸切、音は侏。地名なり。漢の衡山王呉芮の都す。『正字通』に「此れ郳犁の国にして、春秋の小邾子国なり」とある。