康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1356 ページ)
【戌集中】【阜部】隅;康煕筆画:17;頁碼:1356 頁 19 行目
【広韻】遇俱切【集韻】【韻会】元俱切、音は虞。
【説文】陬なり。
【玉篇】角なり。
【書・益稷】帝光天の下、海隅の蒼生に至る。
【詩・邶風】我を城隅に俟つ。
【礼・曲礼】衣を抠りて隅に趨る。
【注】隅に趨るとは、席に昇るなり。
又【檀弓】童子隅に坐して燭を執る。
【注】隅に坐すとは、成人と並ばざるなり。
【論語】一隅を挙げて三隅に反ぜざれば。
又【玉篇】廉なり。
【詩・大雅】抑抑たる威儀、維れ徳の隅なり。
【礼・儒行】廉隅を砥厲す。
又海隅は、十藪の一なり。
【爾雅・釈地】斉に海隅有り。
又【周礼・冬官考工記・匠人】宮隅の制は七雉、城隅の制は九雉。
【注】宮隅、城隅は、角の浮思を謂うなり。
又山名。
【魯語】汪芒氏の君にして、封隅の山を守る者なり。
【注】封山、隅山は、今の呉郡永安县に在り。
【説文】嵎に作る。
又叶して語口切、音は偶。
【詩・唐風】綢繆して芻を束ぬ、三星隅に在り。今夕何ぞ夕、此の邂逅を見る。芻は側九反に叶い、逅是很口反に叶う。
又叶して呼侯反、音は齁。
【揚雄・反離騒】周氏の嬋嫣たる有り兮、或いは鼻祖を汾隅にす。霊宗初めに伯侨を諜り兮、流れて末の陽侯に至る。
【篇海】同じ。
考証:【詩・邶風】「我を城隅に俟つ」。謹んで原文の「乎」を照らして「于」に改む。