康熙字典解説
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【亥集上】【鬯字部】鬱;康煕筆画:29;頁 1270 古文【唐韻】【広韻】【集韻】【類篇】【韻会】紆物切、音罻。【説文】木の叢生するさま。【詩・秦風】鬱たり彼北林。【伝】鬱は積聚なり。【疏】鬱積して茂盛なり。又【詩・豳風】六月に鬱及び薁を食す。【伝】棣の属。【陸璣疏】其の木高さ五六尺、実李子のごとく大にして、色正しく紅、食えば甘し。又【書・五子之歌】予心に鬱陶たり。【疏】鬱陶は憤懣鬱結積聚の義なり。又【周礼・冬官考工記・鳧氏】鍾弇なれば則ち鬱す。【註】声舒展昂揚せず。又【礼・内則】鳥皫色にして沙鳴鬱す。【註】鬱は腐臭なり。又【左伝・昭公二十九年】鬱湮して育たず。【註】鬱は阻滞なり。又【爾雅・釈言】鬱は気なり。【疏】鬱蒸の気を指す。又【広雅】鬱は長し。又【広韻】鬱は幽深、悠思なり。又地名。【前漢・地理志】鬱林郡、もと秦の桂林郡、尉佗に属す。又水名。【山海経】鬱水象郡に発す。又姓。【広韻】『姓苑』に出づ。【干禄字書】俗に欝と作る。又「鬱」に通ず。【周礼・春官】鬱人、鬱鬯を和して以て彝に実り之を行う。【註】鄭司農曰く、鬱は草名。葉十片を一貫とし、百二十貫を一筑とし、鐎中に置いて煮て、壇前に停む。鬱の草蘭に似たり。