康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 830 ページ)
【午集下】【石部】硏;康煕筆画:11;頁碼:830 頁 08 行。【唐韻】五堅切。【集韻】【韻会】倪堅切。【正韻】夷然切。音は妍。【説文】に「磨ぐ」とあり。また「窮め究む」の意。【易・繋辞】に「能く諸侯の慮を研ぐ」とある。また水名。【水経注】に「河水また東北に流れ、研川を歴る。これを研川水と謂う」とある。また関名。【前漢・地理志】に「上党郡に石研関あり」とある。【師古注】に「研は音形」とある。また【集韻】に倪甸切。または硯と作る。【郭璞・江賦】に「緑苔鬖髿として研上にあり」とある。【注】に「研は滑石なり。硯と同じ」とある。また【潘尼・釈奠頌】に「精気既に研ず」とある。【注】に「去声に読む」とある。また魚巾切に叶い、音は銀。【陸雲・顧尚書を贈る詩】に「厥弘伊何ぞ、曠しくして遵わざること靡し。厥明伊何ぞ、妙なるを研げざること靡し」とある。按ずるに、『説文』は研と硯とを二つに分つ。『韻会』『正韻』はいずれも「硯は通じて研と作る」と云う。ただし、「研究」は「硯」を借りて用いるべからず。