康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 352 ページ)
【寅集下】【廴部】延;康煕筆画:7;頁碼:352 頁 30 行目。【唐韻】以然切。【集韻】【韻会】【正韻】夷然切、音綖。【説文】長く行うなり。また【広韻】進むなり。【礼記・射義】孔子、子路をして弓矢を執らしめ、出でて射を延ぶ。【儀礼・覲礼】者これを延べて曰く「升れ」。【注】後よりて礼を詔するを延と曰う。延は進むなり。また【爾雅・釈詁】長し。【揚子・方言】延永は長し。凡そ年に施すものを延と謂い、衆長に施すものを永と謂う。【班固・西京賦】十二の延祚を歴る。また【広韻】遠し。【史記・蒙恬伝】延袤万余里。また【爾雅・釈詁】布く也。【疏】鋪く也。また【正韻】納るる也。【前漢書・公孫弘伝】弘、客館を起こし、東閣を開きて、以て賢人を延ぶ。また【集韻】及ぶ也。【尚書・大禹謨】賞、世に延ぶ。また【広韻】税也、言也。また【韻会】遷延也、淹久の貌。【左伝・襄公十四年】晋人、これを遷延の役と謂う。【注】遷延は却退するなり。【張衡・西京賦】遷延して邪睨す。【注】李善曰く、遷延は身を引く也。また盤屈するを宛延と曰う。【揚雄・甘泉賦】翠気の宛延を颺ぐ。【注】宛延は長く曲たる貌。また【爾雅・釈詁】閑也。【疏】閑を謂う。今墓道なり。【左伝・隠公元年】「隧にして相見る」の注に曰く、隧は今の延道の若し。また【韻会】州名。漢の高奴県、後魏に延州を置く。また地名。【左伝・隠公元年】廪延に至る。【注】廪延は鄭の邑。酸棗県の北に留まり延津有り。また【昭公二十七年】延州来季子上国に聘す。【注】季子は本づいて延陵に封ぜられ、後に復た州来を封ぜらる、故に延州来と曰う。また【前漢書・地理志】張掖郡に居延県有り。【注】居延沢は東北に在り、古文には以て流沙と為す。また姓。【後漢書・延篤伝】篤は南陽の人、京兆尹と為る。また【集韻】以浅切、音演。冕の上覆いなり。【礼記・玉藻】天子の玉藻、旒十有二、前後邃延。【集韻】或いは綖と作る。また【広韻】于線切。【集韻】【韻会】延面切、音羡。【集韻】延は及ぶ也。【張衡・西京賦】重閨幽闥、転た相逾延す。窱を望みて径庭、渺として其の返る所を知らず。【注】延は互いに周通するを言う。