康熙字典解説
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【酉集中】【貝部】贏;康熙筆画:20;頁 1212
『広韻』以成切、『集韻』『韻会』怡成切、『正韻』余軽切、音は盈。
『説文』売買して利を得る。
『左伝・昭公元年』商人は利を求めんとして、豈に囂声を悪むべけんや。
『注』商人の利を求めるがごとく、囂声を悪むべからざるを謂う。
『前漢書・食貨志』余財と奇貨を操り、日に市邑に遊蕩す。
『注』師古曰く、奇贏とは、余財有りて奇異の貨を蓄積するを謂う。
また『周礼・冬官考工記・弓人』幹を矯むるに火に炙ること度を過ぎべからず。
『注』贏は過なるを謂う。
また『礼記・月令』天地始めて粛殺し、懈惰すべからず。
『注』贏は懈惰を意味す。
また『淮南子・時則訓』天地始めて粛殺し、驕盛なるべからず。
『注』贏は盛なるを謂う。
また『左伝・襄公三十一年』隷人の廬をもって諸侯を迎える。
『注』贏は受くるを謂う。
『疏』贏は盈と読む。盈は満なるが故に、受け容れると釈す。
また『前漢書・刑法志』三日の糧を贏う。
『注』贏は負い携うるを意味す。
また『玉篇』緩み、過なるを謂う。
また『篇海』贏は輸の反なり。
『正字通』凡そ攻戦・博戯に勝つを贏といい、敗るるを輸という。
『類篇』或いは作に作る。