康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1212 ページ)
【酉集中】【貝字部】贏;康煕筆画:20;頁碼:1212 頁 33 行
『広韻』以成切、『集韻』『韻会』怡成切、『正韻』余軽切、音は盈。
『説文』賈して利を得るを指す。
『左伝・昭公元年』商人は利を求めんとす、豈に囂声を悪むべけんや。【注】商人の利を求むるが如く、囂声を悪むべからざるの意なり。
『前漢・食貨志』余財と奇貨を操り、日に市裡を遊ぶ。【注】師古曰く、奇贏とは余財有りて奇異の貨を蓄積するを指す。
また『周礼・冬官考工記・弓人』弓幹を矯むるには火にて適度に烤るべし、過ぐべからず。【注】贏とは過度を指す。
また『礼記・月令』天地始めて粛殺す、懈惰すべからず。【注】贏とは弛緩を指す。
また『淮南子・時則訓』天地始めて粛殺す、盛満すべからず。【注】贏とは旺盛を指す。
また『左伝・襄公三十一年』隷人の矮墙を用いて諸侯を迎う。【注】贏とは迎えるを指す。【疏】贏は盈に読み、盈は満つるの義なれば、故に迎うと釈す。
また『前漢・法志』三日の糧を担う。【注】贏とは負うを指す。
また『玉篇』寛緩・満溢を指す。
また『篇海』贏は輸の反なり。
『正字通』凡そ攻戦・博戯に勝つを贏と称し、敗るるを輸と称す。
『類篇』或いは作に作る。