康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 705 ページ)
【巳集下】【牛部】犧;康熙画数:20;頁碼:705 頁 09 行。【唐韻】許羈切。【集韻】【韻会】【正韻】虚宜切。音は羲。【説文】宗廟の祭祀に用いる牲を指す。【書・微子】今や殷の民、天地神祇の犠牲なる純色完全の牲を窃む。【伝】毛色純なるを犠と謂う。【疏】『曲礼』に「天子は純牛を用ゆ」とあり。天子の祭祀の牲は必ず純色なるべし、故に毛色純なるを犠と知れるなり。【詩・小雅】我が潔き粢盛を以て、我が純色の羊を配し、土神及び四方の神を祀る。また【魯頌】赤き純色の牲を以て献ず。【伝】犠とは純色を指す。【礼・曲礼】凡そ私家の作れるは、祭器を先とし、祭祀の牲を徴するを次とす。【注】犠賦とは、次序に従って牲を徴することをいう。また【礼・礼器】犠尊は疏布をもって鼏(おお)う。【疏】犠牛の形を彫刻して酒尊と為す。また【集韻】【韻会】【正韻】桑何切。音は娑。【集韻】酒尊の名。翡翠を以て飾る。これは鄭司農の説なり。【詩・魯頌】犠尊は粛々と安ず。【伝】犠尊は彩羽の飾りあり。【釈文】犠、音は素何反。【集韻】時に「献」または「戯」とも作る。考証:【礼・礼器】「犠尊疏布」。謹んで按ずるに、原文は「疏布」の下に「鼏」の字を加うるべし。