康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1247 ページ)
【酉集下】【車部】轄;康熙筆画:17;頁 1247。『広韻』胡瞎切、『集韻』『韻会』下瞎切、『正韻』胡八切、音は鎋に同じ。『説文』に「車の声なり」とあり。一説に鍵なりとす。『韻会』に「車軸の端の鍵」とあり。『釈名』に「轄とは害なり。車の害を禁ずるものなり」とあり。『左伝』襄公三十一年に「巾車、轄に脂を塗る」と見え、注に「巾車は車の官なり。その轄に脂を塗りて転じ易からしむ」とある。また星名なり。『晋書』天文志に「轄星は軫の両旁に傅き、王侯を主る。左轄は同姓を為し、右轄は異姓を為す」とあり。また提轄は宋の官名なり。また『集韻』に苦会切、音は某に同じく、車の声なりとあり。また『集韻』『韻会』に何葛切、音は曷に同じく、「輵轄」は転揺ぐ様なりとあり。詳しくは前の「輵」の字の注に見ゆ。『正字通』に「轄は一作して鎋とす。鎋は管に猶り。轂の空なるを金をもって裹み、管のごとし。管轄の義は此より取る」とあり。またと通ず。『左伝』昭公二十五年に「昭子、車轄を賦す」と見え、『詩』小雅にはと作る。