康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 220 ページ)
【丑集上】【囗部】囲。康煕筆画:12。頁 220。古文は「囗」。【唐韻】に羽非切、【集韻】に于非切、音は韋。【説文】に「守るなり」。また「繞(めぐ)る」なり。【易・繋辞】に「天地を範囲して過ぐることなし」。注に「周備なり。範は金の模範が如し。囲は匡郭なり」。また【詩・商頌】に「帝命じて九囲に式す」。注に「天下を九処に分ち、規囲の然るが若し」。また「環(たまき)」なり。【周礼・夏官・環人注】に「環も囲のごとし。主に賓客を囲み、任器をもって之を守衛す」。また「禽獣を遮り取る」なり。【礼記・曲礼】に「国君春田して沢を囲まず」。注に「春は育むの時なれば、合囲して尽く収むべからず」。また【王制】に「天子は合囲せず」。注に「四面に之を囲むことを言わず」。また「環繞して城を攻む」なり。【春秋・提要注】に「その城邑を環するを囲と曰う」。また【周礼・春官・大宗伯】に「禬礼をもって囲敗を哀しむ」。注に「謂うその国囲まれて入り、国禍敗に被るなり。財物を喪失すれば、則ち同盟の国会して財貨を帰し、以て其の喪う所を更むるなり」。また【韻会】に「五寸を囲と曰い、一抱を囲と曰う」。【荘子・人間世】に「櫟は社の樹にして、其の大いさ牛を蔽い、之を絜(はか)れば百囲なり。散木にして用うる所なし、故に寿し」。また県名なり。【後漢書・郡国志】に「囲県、涼州武威郡に属す」。また韋に通ず。【前漢書・成帝紀】に「大風木を抜き、十韋以上」。また衛に通ず。【管子・地員篇】に「山の藜・葦・芒、群薬安聚して、以て群殃を防ぐ」。注に「囲は衛と同じ」。また【唐韻】【集韻】に于貴切、音は謂。「繞(めぐ)る」なり。