康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 303 ページ)
【寅集上】【尸部】屠;康煕筆画:12;頁碼:303 頁 12 行
【広韻】【集韻】【韻会】【正韻】いずれも「同都切」に読み、発音は「徒」に似る。
【説文解字】に「剖きて空く」と釈す。字形は「尸」を旁とし、「者」を声とする。
また【広韻】に「殺戮し、裂く」の義あり。
【周礼・廛人】に曰く、「凡そ畜を屠る者は、その皮・角・筋・骨を収めて玉府に納む」。
【史記・信陵君伝】に曰く、「臣は市井の鼓刀屠者なり」。
また【前漢書・高帝紀】に曰く、「今沛の人を屠らんとす」。
また姓とする。【拾遺記】に曰く、「軒轅黄帝蚩尤を逐いし後、その良民を鄒屠の地に遷し、悪しき者を北荒に流す。その祖は居地を以て族名となし、後に鄒氏と屠氏とに分かる」。
また複姓に申屠あり。
また【広韻】に「直魚切」、【集韻】【韻会】に「如切」と読み、発音は「除」に似る。「休屠」を指し、匈奴の王号なり。「休」の音は「朽」に似る。
考証:【周礼・地官】に「凡そ屠る者は、その皮・角・筋を収めて王府に納む」とある。今謹んで原文に従い、「地官」を「廛人」に改め、「筋」の下に「骨」の字を加え、「入于王府」を「入于玉府」に改む。
【史記・信陵君伝】に「臣は市井の下にして刀を操り屠る者なり」とある。今謹んで原文に従い、「市井之下」を「鼓刀屠者」に改む。