康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 633 ページ)
【巳集上】【水部】渚;康煕筆画:13;頁碼:633 頁 41 行。『唐韻』章与切、『玉篇』之与切、音「煮」に同じ。河名。『説文解字』に曰く、「常山中丘の逢山に出でて、東して湡水に入る」。また『爾雅・釈水』に曰く、「水中の小洲を渚と謂う」。『釈名』に曰く、「渚とは遮るの義なり。水流を遮りて旁に洄旋せしむるものなり」。『詩経・召南』に「江に渚あり」という句あり。『毛伝』に注して曰く、「水の岐れて洲を成すを渚と曰う」。『釈文』は韓詩を引いて曰く、「一たび溢れ一たび涸るるを渚と曰う」。考証:『詩経・召南』「江に渚あり」の条、『毛伝』の原注は「水岐曰渚」なるも、謹んで原文に従い「曰渚」を「成渚」に改む。『韓詩外伝』には元来「一溢一否曰渚」と記されたるも、謹んで考うるに、此の句は韓詩章句に出づるものにして『韓詩外伝』に非ず。故に今「釈文韓詩を引く」と改む。