康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1258 ページ)
【酉集下】【辵部】速;康煕筆画:14;頁碼:1258 頁第 10。古文【広韻】【集韻】【正韻】蘇谷切、【韻会】蘇木切、音は「そく」。【説文】に「快なり、急なり」とあり。【孟子】に「王亟く令を発す」とある。また【玉篇】に「招く、請ずる」とあり。【易・需卦】に「招かれざる客三人来たる」とあり。【詩・小雅】に「諸父を招く」とある。また「速速」は親しまず、親附せざるさまを形容す。【楚辞・九歎】に「躬しく速速にして吾に親しまず」とある。また「」に通ず。「速速」は鄙陋・浅薄を指す。【後漢書・蔡邕伝】に「鄙陋の小人物轂」とあり。【註】に「速速は鄙陋の小人在りを指す」とあり。『詩』には「」と作る。また【正韻】に「鹿の跡を速と謂う」とあり。【石鼓文】に「鹿の跡速速たり」とあり。籀文は「遫」と作る。速の字は辵部に従う。考証:【楚辞・九歌】に「躬しく速速にして吾に親しまず」とあるが、謹んで原書に従い「九歌」を「九歎」に改む。