康熙字典解説
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【戌集上】【金字部】鉛;康煕筆画:13;頁 1301【唐韻】与専切【集韻】【韻会】余専切、音沿。【説文】青金なり。【玉篇】黒錫なり。【正字通】錫の類。蜀郡平沢に生じ、今銀坑のある処に皆これあり。一名黒錫。錫白し、故に鉛を黒錫と為す。李時珍曰く、鉛は沿流し易し、故に之を鉛と謂う。【書・禹貢】鉛・松・怪石。【宝蔵論】鉛に数種あり、波斯の鉛は堅く白く、第一と為す。草節の鉛は犍為に出づ、銀の精なり。銜銀の鉛は銀坑中の鉛にして、内に五色を含む。上饒・楽平の鉛これに次ぎ、負版の鉛は鉄苗なり。独孤滔曰く、雅州の釣脚の鉛は形皂莢のごとく、大きさ蝌蚪子のごとく、黒色にして沙中に生じ、亦汞を乾かすべし。又鉛粉は、亦胡粉と名づく。即ち鉛華なり。【曹植・洛神賦】鉛華御する勿れ。【正字通】鉛粉は、即ち今鉛を化して成す所なり。一に粉錫と曰うも、錫を以て之を作るに非ず。其の法は鉛塊を酒缸中に懸け、四十九日を封閉すれば、鉛化して粉と為り、白からざる者は炒めて黄丹と為す。蘇恭は錫を炒めて之を作ると謂い、朱震亨は胡粉乃ち錫粉なりとし、陶弘景の鉛を化すの説を誤りと為すも、非なり。又県名。【唐書・地理志】信州鉛山県。又延と同じ。人名。【前漢・古今人表】鉛陵卓子。又【正韻】循うなり。【荀子・栄辱篇】之を鉛し之を重んず。【注】謂う撫循して之を申重するなり。