康熙字典解説
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【卯集下】【方字部】旌;康煕筆画:11;頁碼:頁 483 第 19【唐韻】【正韻】子盈切【集韻】【韻会】咨盈切、音は精。【説文】羽を析ぎ旄を竿首に注ぐ。もって士卒を進むる所以なり。【爾雅・釈天】旄を竿首に注ぐを旌と曰う。【注】旄を竿頭に載す、今の幢のごとし、また旒あり。【又】旌旂。【疏】旌旂とは、凡そ旗の名異なるといえども、旌旂これ総称となす。【広雅】天子の旌は高さ九仞、諸侯七仞、大夫五仞、士三仞。【釈名】旌は精なり。精光あるなり。【詩・鄘風】孑孑たり干旌。【周礼・春官・司常】羽を析いで旌と為す。【又】游車に旌を載す。また【周礼・天官・掌舎】帷宮のために旌門を設く。【注】旌を樹てて門を表す。また【周礼・地官・掌節】道路には旌節を用う。【注】今使者の擁する節是れなり。また【礼・曲礼】武車は旌を綏め、徳車は旌を結ぶ。【注】武車は威武を尚ぶ、故に舒散して花のごとし。徳美は内に在り、故に旌を竿に纏う。また【書・畢命】淑慝を旌別す。【伝】言う、まさに頑民の善悪を識別すべしと。【疏】旌旗はもって貴賤を表識する所なり、故に伝は旌を識と為す。また【左伝・荘二十八年】かつ君の伐を旌す。【注】旌は章なり。また【周語】故に車服を為してこれを旌す。【注】旌は表なり。また【後漢書・胡広伝】徳をもって賢を旌す。【注】旌は明なり。考証:【爾雅・釈天】「旄首曰旌」。謹んで原文を照らし、旄の上に「注」字を増す。【又】「旌旂」。【疏】「旌旂者、凡そ旗の名異なるといえども、旌旂これ総称となす」。謹んで按ずるに、この十九字も亦た爾雅釈天の文に系す、謹んで「亦有旒」の下、「広雅」の前に改める。「游車建旌」。謹んで周礼の原文を照らし、「建旌」を「載旌」に改む。