康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1469 ページ)
【亥集上】【魚部】鮫;康煕筆画:17;頁 1469【唐韻】古肴切【集韻】【韻会】【正韻】居肴切、音交。【説文】海魚なり、皮は刀を飾るに可。【山海経】漳水東南に流れて睢に注ぐ、其の中に鮫魚多く、皮は刀剣を飾るに可、口は材角を治むるに錯(やすり)たり。【註】鮫は鮒魚の類なり。皮に珠文ありて堅く、尾長さ三四尺、末に毒ありて人を螫(さ)す。【述異記】魚虎老いれば変じて鮫魚と為る。【通雅】鮫は海鯊魚の最大なる者なり。【本草】陳蔵器曰く、鮫魚は南海に出ず。鼈に似て脚無くして尾あり。一名を沙魚とし、一名を鰒魚とする。李時珍或いは言う、本は「」と作すを「鮫」と譌(あやま)れり、と。鮫の長さ丈許り、腹に両洞あり、水を貯えて子を養う、一腹に三四子を含み、朝に口より出でて暮に母腹に還入す。【史記・礼書】鮫韅(こうせん)。【註】徐広曰く、鮫魚の皮は服器を飾るに可、と。【後漢書・輿服志】皆白珠鮫をもって口の飾りと為す。【荀子・議兵篇】楚人は鮫革・犀兕をもって甲と為す。【註】鮫魚の皮及び犀兕をもって甲と為す、と。また官名なり。【左伝・昭公二十年】沢の萑蒲は舟鮫これを守る。【註】舟鮫は官名なり。【疏】鮫は大魚の名、沢中に水あり魚あり、故に舟鮫を以て官名と為す、と。また鮫人あり。【左思・呉都賦】霊夔を鮫人に訪う。【註】鮫人は水中に居す。【述異記】鮫人は水に居ること魚のごとく、機織を廃せず、眼泣けば則ち珠と成る。