康熙字典解説
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【子集上】【人部】仮;康煕筆画:11;頁碼:頁 110 第 03【広韻】古雅切【集韻】【韻会】挙下切、音は賈。【詩・小雅】遑(いとま)なく仮寐す。【注】衣冠を脱がずに睡る。また借りるの意。【礼記・王制】大夫の祭器は仮らず。【左伝・桓公六年】申繻曰く、外物より取り用うるを仮と謂う。また【周礼・六書の注】仮借とは、令・長の類のごとき字なり。また【礼記・曲礼】この大亀を仮すに常理あり、この大蓍を仮すに常理あり。【疏】仮は憑るの意。また【楚漢春秋】会稽仮守の殷通。【注】仮は代理・兼任を指す。また【爾雅・釈詁】仮は大の意。【詩・大雅】偉なるかな天命。【儀礼・士冠礼】俊士の宜しきところ、盛大なる時にいよいよ宜し。また仮設の辞。【列子・楊朱篇】楊子曰く、世はもと一毛をもって救うべからず。禽子曰く、仮しに救うべからば、汝これを行なうや。また北仮、地名なり。【史記・秦始皇本紀】蒙恬をして河を渡らしめ、高闕・陶山・北仮の地を奪わしむ。また「嘉」と同じ。美の意。【詩・大雅】美しく楽しき君子。【中庸】「嘉」に作る。【毛伝】仮すなわち嘉なり。また【集韻】【韻会】【正韻】何加切。「遐」と通ず。【揚子・法言】仮使言論天地に遍くして、神明を輔けん。【注】仮を「遐」に作る。また【集韻】【韻会】居迓切【正韻】居亜切、音は価。休暇の意。【晋書・王尼伝】護軍、王尼に長期の休暇を与う。【欧陽修・題跋】旬休というも、みな休暇なり。また【集韻】【正韻】「格」と同じく、至るの意。【易・萃卦】王宗廟に至る。また叶して胡故切、音は互。【宋玉・招魂】精を構え慮を竭くし、蘭の芳ここに託す。人々みな終極の向往あり、心を同じくして詩を賦して心緒を表す。また叶して古我切、音は果。【陶潜・命子詩】既にその生を見る、実にその成材を望む。人もまた斯くの言あり、この真情虚しからず。また「嘏」と同じ。【礼記・礼運】これを大仮と謂う。【纂言】仮は「嘏」と通ず。大仮とは、すなわちその祝福の辞を広むるなり。