康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 841 ページ)
【午集下】【示部】祓;康煕筆画:10;頁碼:841 頁 12 行。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】に「敷勿切」、音は「拂」。災いを除き福を祈るをいう。また潔め清めるの意あり。【周礼・春官】に「女巫、歳時に祓除・衅浴を掌る」とあり。【注】に「祓除とは、今の上巳三月に水辺に臨み濯ぐがごとき類いなり」という。又【左伝・襄公二十五年】に「祝、社に祓す」とあり。又【司馬相如・封禅書】に「厥の文を祓飾す」とあり。【師古注】に「祓飾とは、旧きを除去して新しき文辞を修饰するを謂う」という。又【五音集韻】に「方肺切」、音は「廃」。義同じ。また県名なり。琅邪郡に在り。又「茀」に通ず。【爾雅・釈詁】に「祓、福なり」とあり。【注】に「『詩』に『祓禄爾康矣』とある。今の『詩』本には『茀』と作る」という。又「弗」に通ず。【詩・大雅】に「以て弗无子」とあり。【注】に「弗とは祓なり。子なきの疾を祓除するを謂う」という。考証:【爾雅・釈詁】に「祓、福也」とあり。【注】に「詩、『祓禄爾康矣』」とある。謹んで原文に照らし、「爾禄」を「禄爾」に改む。