康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 629 ページ)
【巳集上】【水部】淄;康煕筆画:12;頁碼:629 頁 04 行
【広韻】側持切【集韻】【韻会】【正韻】荘持切、音は菑。
水名。【水経】に「淄水は泰山の萊蕪県原山に発す」とある。
また州名。【広韻】に「春秋の時は斉に属し、漢では済南郡、宋の文帝は清河郡と改め、隋で淄州を置く。これはいずれも水名に基づく」とある。
また県名。【広輿記】に「淄川は済寧府に隷し、臨淄は青州に隷す」とある。
また「菑」に通ず。【周礼・夏官・職方氏】に「幽州、その浸は菑・時」とある。
また黒色を淄という。【後漢書・皇后紀】に「恩隆り好合して、遂に淄蠹を忘る」とある。【集韻】に「俗に'𣸢'と作るも非なり」とある。
考証:「菑」に通ず。【周礼・夏官・職方氏】に「幽州、その浸は菑」とある。謹んで按ずるに、原文は「菑」の下に「時」の字を増すべし。