康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 385 ページ)
【卯集上】【心部】恣。康煕筆画 10、頁碼 385 第 02。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「資四切」とあり、「資」の去声に読む。『説文解字』に「放つなり」と釈す。字形は心に従い、次声なり。『漢書』明徳馬皇后の詔に「寵貴横恣」(寵を受け貴き者専ら横暴にして放縦なり)と見える。また『詩・檜風』の小序に「疾恣也」(放縦の行いを憎む)と称す。鄭玄の箋注に曰く、「恣とは、狡詐淫邪にして戯れ度を超え、礼法を守らざる行いを指す」。また『五音集韻』に「千咨切」と注音し、音「趑」に同じ。「恣睢」は自得し放任なる様を形容す。秦代の刻石文字には「資」と作る。