康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 616 ページ)
【巳集上】【水部】泜。康煕筆画:9。頁碼:616 頁下段 22 行。『集韻』『韻会』『正韻』に「丁計切」、音は帝。水名にして常山に在り。『一統志』に「泜水は臨城県西北に在り」とある。『前漢・張耳伝』に「余を泜水上に斬る」と見え、注に蘇林曰く「泜は祇に音す」、晋灼曰く「その方人に問うに柢に音す」、師古曰く「蘇・晋二説ともに是なり。蘇の音は祇敬の祇にして執夷反、古音かくのごとし。晋の音は根柢の柢にして丁計反、今その土俗これを呼ぶも然り」とある。また『広韻』に「旨夷切」、『集韻』『韻会』に「蒸夷切」、音は脂。また『唐韻』に「直尼切」、『集韻』『韻会』に「陳尼切」、音は遅。義同じ。また『集韻』に「直几切」、『韻会』『正韻』に「丈几切」、音は雉。滍と同じ。水は南陽に出ず。『左伝・僖公三十三年』に「楚の子上、晋師と夾みて泜に軍す」とあり、注に「泜水は魯陽県に出て、東へ経て襄城・定陵に入り汝に至る」とある。