康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 362 ページ)
【寅集下】【彐部】彝;康煕筆画:14;頁碼:第 362 頁第 26 行
【広韻】に陟葉切と注音され、【集韻】【韻会】に陟渉切と注音され、音は「𦕿」に同じ。
【説文解字】に、車の両側の板(側板)と釈される。
また【広韻】に、専断し、勝手に決することと釈される。
また【増韻】に、にわかに、突然と釈される。
【韻会】に、事ごとにそのようであると釈される。
また足の病を指す。
【春秋・昭公二十年】に、「秋、盗、衛侯の兄・輒を殺す」と記される。
【穀梁伝】に釈して曰く、「輒とは何ぞや。両足交えて歩むべからざるを謂う。斉はこれを【綦】と称し、楚はこれを【踂】と称し、衛はこれを【輒】と称す。」
また姓として用いる。
按ずるに、【説文解字】によれば、字形は「車」に従い、「耴」を声とする。俗体時に「輙」と作るも、これ誤りなり。