康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 831 ページ)
【午集下】【石部】硯;康煕筆画:12;831 頁。【唐韻】吾甸切。【集韻】【韻会】【正韻】倪甸切。音は「」。【釈名】「硯」は「研」なり。墨を研いで和らげ濡らすなり。【説文】石の滑らかなるものなり。【長箋】「滑」は「利」に訓ず。「利」はすなわち「厲」のごとし。「研磨」と同じ義なり。【文房四譜】黄帝、玉一紐を得て、これを治めて墨篆となし、「帝鴻氏の硯」と曰う。【周武王・硯銘】石墨相着して黒し。邪心讒言、白きを汚すことを得べからず。また姓なり。【元文類】国子監司業に硯弥堅あり。また【字彙補】古典切、音は「蹇」。石を濡らすなり。【正字通】『説文』には「研」と「硯」は音・義ともに分つ。今、俗に合して一と為す。