康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 402 ページ)
【卯集上】【心部】憙;康煕筆画:16;頁碼:402 頁 25 行。『広韻』『集韻』『韻会』に許既切、『正韻』に許意切。嬉の去声。『説文』に「悦ぶなり。心に従い喜に従う。喜また声なり」。徐鍇曰く、「喜は心に在り、憙は此の事に見る。是れ心を悦ばせて此の事を為すなり」。会意。『史記・周本紀』に「欣喜せざるなし」。又「好む」の義。『賈誼・治安策』に「之に遇うるに礼有れば、則ち群臣自ずから憙す」。注に「憙、好むなり」とあり。又略して喜と作る。『史記・封禅書』に「天子の心独り喜ぶ」。又『扁鵲伝』に「中庶子の方を喜ぶ者に問う」。許既切と読む。『集韻』に亦た憘と書く。又『広韻』に虚里切、『集韻』『韻会』に許已切、『正韻』に許里切。音は蟢。楽しむなり。亦た略して喜と作る。又『集韻』に虚其切。音は唏。『説文』に「卒然として喜ぶなり」。本つくりは〓(字形欠)。或いは喜に従って歖と作り、或いは心に従って憙と作る。亦た憘と作る。『後漢書・蔡邕伝』に「潜かに之を聴きて曰く、憘」。注に「音は僖。嘆ずる声なり」とある。