康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 206 ページ)
【丑集上】【口部】噓;康煕筆画 14、頁 206。『唐韻』朽居切、『集韻』『韻会』『正韻』休居切、音は虛。『説文』に「吹く」とあり。『玉篇』に「吹噓」とあり。『声類』に「気を出して急なるを吹と曰い、緩なるを噓と曰う」とあり。『正韻』に「脣を蹙めて気を吐くを吹と曰い、口を虛にして気を出すを噓と曰う。吹く気は肺より出でて陰に属するがゆえに寒し。噓する気は丹田より出でて陽に属するがゆえに温し」とあり。『荘子・天運篇』に「孰か噓吸する是れ」とあり。また『徐無鬼』に「天を仰いで噓す」とあり。『集韻』に「また吁と作る」とあり。按ずるに『正韻』に云う、「また呴・喣・欨と作る」と。此の三字は匈于切にして虞韻に属し、噓は魚韻に属す。音切各々異なり、『正韻』は非なり。また『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に許御切、虛去声。義同じ。按ずるに諸韻書は噓と作る。『字彙』『正字通』は噓と作り、十二画に附す。非なり。今改めて正す。